2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

池谷裕二,2007,『進化しすぎた脳 中高生と語る[大脳生理学]の最前線』(ブルーバックス・講談社・東京)

第一章 人間は脳の力をつかいこなせていない 第二章 人間は脳の解釈から逃れられない 第三章 人間はあいまいな記憶しかもてない 第四章 人間は進化のプロセスを進化させる 第五章 僕たちはなぜ脳科学を研究するのか身体の各部分とその部分をつかさどる脳の部…

西島九州男,1982,『校正夜話』(エディター叢書・日本エディタースクール出版部・東京)

目次は略.以下おもしろかったところ,気になったところ. 西島氏が最初に勤めたのは警眼社(日本橋区=現中央区). その時分の出版社というのは非常に小規模のものです.新潮社が当時新しい建物を建てたとき「ナナ御殿」といって評判になった.『ナナ』と…

杉森久英,1966,『滝田樗陰 ある編集者の生涯』(中公新書・中央公論社・東京)

序章 ―樗陰とその時代 第一章 文芸欄を設けるまで 第二章 新人の発掘 第三章 嶋中雄作と波多野秋子 第四章 熱と意気の人 樗陰の権勢を物語るエピソード.新人発掘の場面. 「滝田樗陰の人力車がはじめてうちの前にとまったときの嬉しさは,わすれられないね…

坪内祐三,2006,『「近代日本文学」の誕生 百年前の文壇を読む』(PHP新書・PHP研究所・東京)

はじめに 明治三十二(一八九九)年 「金色夜叉ブーム」―若き文豪尾崎紅葉 明治三十三(一九〇〇)年 新たな浪漫主義の興り―與謝野鐵幹『明星』創刊 明治三十四(一九〇一)年 「個人主義」への転向―高山樗牛「美的生活」 明治三十五(一九〇二)年 海外に向…